時代の構造を読む評論ブログ|文化的記憶を通して時を解く

2025年 秋シーズン

2025年 秋シーズン:システム時代の倫理 ―― 漂流の終焉と、研磨の開始

2025年10月、この場所から「時クロニクル」は始動した。

氷河期世代が歩まされた「失われた30年」とは何だったのか。それは単なる不運などではなく、巨大な社会システムの機能不全がもたらした構造的な必然である。私たちは長く、その濁流の中をただ漂流することを強いられてきた。

最初のグランドテーマは、「システムの解剖」

本シーズンでは、私たちがもはや構造に虐げられた「犠牲者」という物語に安住しないことを宣言する。作品というレンズを通してシステムの裏側を解剖し、その「裂け目」を特定すること。受動的な犠牲者の立場を自らの手で終わらせ、システムの隙間から個の尊厳を奪還するプロセスをここに開始する。

収穫の秋。五色の年代を巡る最初の旋回として、これまでの漂流で拾い集めた知見を結晶化し、時を解く。
沈黙を破り、時代の軛(くびき)を外すための「創刊の辞」をここに刻む。

I. プロローグ:時代精神の倫理的断片

No. 期間 テーマタイトル
1. (10/02 – 10/07)

【倫理の予感と機能】
規範が機能不全に陥る時代の「つながり」の機能と希望

2. (10/09 – 10/14)

【主体と規範の臨界点】
システム暴走、集団機能不全、崩壊した家族が示す倫理の「闇」

3. (10/21 – 10/25)

【冷たい合理性への抵抗線】
サイバーと現実、集団と個人の間で問われる「自己の再定義」

1. 【倫理の予感と機能】に含まれる記事

2. 【主体と規範の臨界点】に含まれる記事

3. 【冷たい合理性への抵抗線】に含まれる記事

II. 本連載:システム時代の倫理的コストと再生

No. 期間 テーマタイトル
4. (10/21 – 10/25)

【知性と身体のフロンティア】
自己拡張と「集合的な無意識」への対決

5. (10/28 – 11/01)

【システム時代の倫理的コスト】
冷たい合理性の中で「生」を再構築する

6. (11/04 – 11/09)

【倫理とシステムの崩壊史】
時代と共に変異する「悪意の主体」への生存戦略

7. (11/11 – 11/15)

【「悪意の主体」から「倫理の主体」へ】
規範と喪失の時代における「私」の再定義

8. (11/18 – 11/22)

【システム的信頼(クレディビリティ)の終焉】
可視化された不信と正当性のフロンティア

9. (10/25 – 11/29)

【理性の最果て】
システム崩壊後の「生の強度」と「非合理な呪縛」の倫理学

4. 【知性と身体のフロンティア】に含まれる記事

5. 【システム時代の倫理的コスト】に含まれる記事

6. 【倫理とシステムの崩壊史】に含まれる記事

7. 【「悪意の主体」から「倫理の主体」へ】に含まれる記事

8. 【システム的信頼(クレディビリティ)の終焉】に含まれる記事

9. 【理性の最果て】に含まれる記事

III. エピローグ:システム的結論からの倫理的逃走と「生の再定義」

No. 期間 テーマタイトル
10. (12/02 – 10/07)

【歴史の清算と「喪失からの再生」の倫理学】
集合的な運命(呪縛)を乗り越える個人の証言

11. (12/09 – 12/14)

【システムの「隠蔽構造」と変容する真実】
集団の欺瞞を暴く「個人の責務」の倫理学

12. (12/16 – 12/21)

【システムの「限界」からの倫理的超克】
冷たい合理性の時代における「非合理な情動の機能」

10. 【歴史の清算と「喪失からの再生」の倫理学】に含まれる記事

11. 【システムの「隠蔽構造」と変容する真実】に含まれる記事

12. 【システムの「限界」からの倫理的超克】に含まれる記事

プロフィール
トキクロ

「時クロニクル」主宰。氷河期世代の視座から、1980年代〜2020年代のアニメ・マンガ・映画に刻まれた文化的記憶を分析し、その制度・形式・思想の層を再編するカルチャーワーカー。五色の年代ローテーションに沿って、各時代の記憶を原石として位置づけ、批評的な研磨を通じて一つの構造へと結晶化する。三か月単位のシーズンと週次のテーマを軸に、失われた三十年に沈殿した世代的条件を再文脈化し、文化資本に基づく知的実践として時の構造を読み解く。

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